御岳山南天の劇的日常

地球での毎日。

他人との関わり、精神の引きこもり

あとちょっとなんですが、今日は出かけてて結局終わっていません。

ものすごい風でした。僕はあらゆる天候の中で強風が一番嫌いなので、外に出るのをためらってしまいました。

 

 

明日はバイトなので気持ちが重いです。

 

僕は「対話」というものが基本的にあまり好きではありません。仲の良い友達と話したりすることは、勿論楽しいと思いますが、それも毎日だと多分疲れてきてしまうのだと思います。その人自体が嫌いというわけではありませんし、人全体に関しても嫌いではないです。ただ、他人が自分の中に入り込んでくるのが我慢出来ないくらいに辛い時があるんです。あと、色んな人と言葉や意見を交換する、ということの良さが、いまいち分からないんですよね。人に興味がないわけではないのですが、人は人、他人は他人、と思っているので、好きな人たちに対してはその人の考えていること、やっていることなど、情報は出来る限り知りたいとは思いますが、それについて自分の言葉や感情を混ぜたいとは、あまり思わないというか。上手く言い表せないけれど。まあとにかく、対話が苦手なんでしょうね。相手の言葉に、とっさになんの言葉も浮かばなくて黙ってしまうこともあるし。

また、僕は反芻癖があり、過去の何気ない会話が大量に記憶されていて、それが脈絡無くフラッシュバックするので、そういったところで体力を消費してしまい、結果として対話が苦痛と感じてしまうのだと思います。

頭の中が、常に色んな記憶や発想、文章で溢れているので、こうして文章を書くことは心の整理に繋がりますが、かと言って誰かと話したいというわけでもなく、完全な独り言です。

実際の独り言も酷いです。

 

僕は協調性があるとは言えず、他人の心情を考えることはできても、あくまで考察しているだけで、それに寄り添うことは苦手で、とにかく自分の世界に閉じこもっているタイプです。

頑張ればちょっとは合わせられるけど、精神的疲労の度合いが凄まじく、しかし頑張ればその場限りではなんとかできていて、人はその姿を見ているので、他人からは「大丈夫でしょ」となってしまうわけです。

 

現代は「完全に一人」の時間が少ないです。部屋で一人でいても、すぐに誰かと連絡を取ったり、人々の意見に触れることができます。

それが良い面でもあるし、こうして自分の文章をすぐに発信できるのも、また現代の良さです。

しかし、特に僕のような心の持ち主のものに関しては、完全に一人の時間をもっと大切にしたほうが良いのかもしれません。

 

僕は、基本的には人に優しくありたいと思っています。好きな人たちには、特にその思いです。

ただ、自分の容量の少なさ、消耗の激しさ故に、その余裕が無くなってしまうことがあるのが、悲しいです。

 

 

立原道造の【溢れひたす闇に】という詩が好きで、何度も読んでいます。

「美しいものになら ほほゑむがよい」という書き出しから惹かれるのですが、

「己は どこに住むのだらう――答へておくれ

夜に それとも昼に またうすらあかりに?

己は 嘗てだれであつたのだらう?

(誰でもなく 誰でもいい 誰か――)

己は 恋する人の影を失つたきりだ」

というところが、とても好きです。

「暁と夕の詩」に収録されている詩なのですが、他の収録作品も涙が出るような透明感でした。文でも、絵でもなんでも、美しすぎるものを見ると感動と同時にとても悲しくなってきます。

 

 

先日友情に関する漫画を描いたからか、小学生のころに友達と「THE友情」という漫画を描いてたことを思い出しました。

かわりもの好きのかわいい女の子と、異星から地球にやってきたものすごいブス(常に裸足。痩せこけており歯は鋭い)が仲良くなる、という話です。

その人は幼稚園から中学校まで同じで、割と仲良くしてくれた人ではあるのですが、反面僕のことはかなり馬鹿にしていて、だからこそ一緒にいたのたろうな、と思います。

僕と居ると気を使わなくていい、と言っていましたが、僕は結構気を使っていました(笑)

人間性もかなり違ったので、高校で離れてからはほとんど会っておらず、成人式のころにこちらが式に不参加であることを伝えて以降は、連絡を取っていません。一度だけ駅で会ったことはありますが、やはりもう殆ど他人の状態でした。

今思い返すと、高校は僕が選んだのが芸術系だったこともあり、何というか似通った精神性の人が集まっていて、それぞれ特に仲良しの子はいるけど、クラス全体で誰と居ても別に気まずさは無いといった感じでしたが、中学までって本当にいろんな種類の子が集まっていて、特に荒れた中学だったため、大人になったらもう二度と関わることがないような人たちも大勢いました。というか現に中学までの人で、今も辛うじて連絡が取れそうなのは、一人だけで、他はもう今後会うことはないと思います。

戻りたくはないけど、思い返すと「何だったんだろう、あれ…」と思うことが沢山あって、ちょっと不思議です。

大人でもとんでもない人は居るし、自分もまともな大人とは言えないんですけど、子供の頃ってなんか、自分もみんなもとんでもない行動をナチュラルにしていて、それを別にみんな気にしていなかった気がします。

喧嘩して号泣してるやつなんかがよくいましたが、あの状況、よく考えるとわけ分かんないですよね。