10/3
金木犀の匂いがしたので外に出てみたけど見当たらなかった。咲く前も匂いってするのかな?
初めてグループ展をやった際に使わせていただいた高円寺の【ギャラリーR様】が今年をもって店じまいとなるらしいです。悲しすぎる。
2021年の2人展もそちらで行い、オーナーの峯様ご夫妻には非常にお世話になっておりました。
お優しいご夫妻で、なにからなにまで良くしてくださり、またそちらで展示をさせていただきたいと思っていたのですが…。
ギャラリーは閉業となってしまいますが、これからもお元気でいてほしいです。
奥様から頂いた手作りのポーチは今も大切に使わせていただいております。
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10/4
コーヒーを飲むようにしていたのですが、身体の匂いが変わったように思えて落ち着かないため、お茶に切り替えました。
飲むとしても2杯くらいまでなので、他の人からしたらわからないかもしれないんですがほんとに臭い気がするんですよね。コーヒーの他に、マクドナルドの食べ物を食べると体臭がそのままマクドナルドの匂いになる気がします。好きなんだけどね。
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10/7
自分の体が汚くて、下剤を飲んでひたすら薔薇茶を飲んでいた。
誕生日までに天使の羽がほしい。
それをつけたら、色々なものに決着をつけられる気がする。
僕のこれまでの人生は、常に美しい人や可愛い人が横にいて、その人が「かわいいね」と言われているのを横で聞いている、といったものでした。
そういうことの積み重ねで、僕は人生の早い段階から自分は美しくないということを知ることができた。
小学1年生のころに地区の子ども会で、各班で折り紙とかで工夫して、1年生の子に童話の格好をさせるという催しがあり、僕の班ではシンデレラをやることになった。僕の班の一年生はふたりだったのだけど、もうひとりの子がいつでもどこでも可愛いと褒められている美少女で、上級生たちはその子にシンデレラの、ドレスを着た方の姿をやらせることを即決し、「えーっと…じゃあ御岳山さんは……汚い時のシンデレラでいい?(笑)」とボロの服の時のシンデレラの格好をさせようとしてきた。
僕も、この頃には自分が美しくないことはわかってて、きれいな格好をさせられても気まずいなと思っていたので、どうせやらされるならボロのほうがありがたいと思い、「あっ、そっちのほうがいいです…」と答え、笑われた。
発表のとき、綺麗なシンデレラとみすぼらしいシンデレラは一緒に立たされることになったのですが、この時の気持ちが本当に惨めで、未だに消化しきれておらず、思い出すたび涙が出てくる。
(ちなみにこの美少女とは幼稚園の頃から一緒で、幼稚園の先生はあからさまにこの子を贔屓していた。髪の毛がサラサラで、先生はその子の髪の毛のいち部を三つ編みにして輪っかになるように結んで、「天使みたい」といったあとに、僕に「南天ちゃんの髪の毛は癖っ毛で綺麗じゃないからできないね(笑)」と言ってきた。思い返すと、美少女は何も悪くなくて、周りの人が全部悪い。美しいものに惹かれることや褒めることは当たり前のことだけど、それと比較してそうでないものを貶めるようなことをわざわざするのは、ちょっとどうかと思う。しかも自分の美しさではなく他人の美しさを盾にとって……。「私は天使のように美しいけど、あんたはブスだね」と言われたら、「あっ…はい……!おっしゃる通りです…!」って感じで、ちょっと面白いんだけど、他人を盾にとられると、途端に陰湿な感じがする。僕にとって、残酷な者はいつだって「優れている者」本人ではなく、それに寄ってくる「普通の人たち」であった。)
そんなこんなで、僕は横で人が容姿のことで褒められているとき、毎回こういった出来事がフラッシュバックして、どうしていたらいいのか分からなくなってしまうのですが、思い返すと、僕の恋人もよく人から褒められているんだけど、それに関しては暗い気持ちを持ったことが無い。
「そうでしょ、本当に美しいでしょ。もっと褒めて」という、なんというか同志を見つけたオタクのような心構えになる。
これは結構、僕の中ではあんまり無かったことなので、昨日そのことにふと気づいて、不思議な気持ちになっている。
とりあえず、馬鹿みたいな宣言だけど、しばらくは自撮りとかもやめて(ほんとはしなくなりたい)、現実の顔に向き合います。
顔のパーツの加工とかはしてないけど、フィルターをかけて自分の好きな角度からフラッシュを焚いて……みたいな写真は、現実逃避でしかなくて、自分であって自分ではないし、現実の不細工さにきちんと向き合っていきたい。
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ずっと泣いていて、あんまり何もできなかったのですが、ハロウィンの漫画の下描きをしてました。
純粋な感じの、口を大きく開けてる笑顔って、描くの一番難しい。
クロッキーに使っていたノートがなくなった。
切り離せるタイプは、終盤バラバラになって困ったので次は切り離せないタイプを使います。