御岳山南天の劇的日常

地球での毎日。

毒展いったよ

友人と毒展に行きました。

特に見ることができてよかったものについて、書きますね。

 

ゲルセミウム・エレガンス。

奈良時代に日本に伝わり、正倉院に保管されていることで知られています。

かつて「冶葛」と呼ばれた生薬が、このゲルセミウム・エレガンスなのですが、葉三枚で人一人死ぬと言われるほどの猛毒があるため服用は厳禁です。

その毒性は有毒植物として有名なトリカブトよりも強く、世界最強の毒草とも言われていますが、正倉院のゲルセミウム・エレガンスは奉納当初の量からかなり減っているんですよね。

誰かが何かに使ったことを考えると、ロマンがありますね。

ちなみにその奉納されたゲルセミウム・エレガンスからは、今でも毒成分が確認できるらしいです。すごい。

 

ズグロモリモズ

これは一番見れて良かったと思いました。

毒鳥ピトフーイの一種。毒鳥として初めて知られたのが、このズグロモリモズとのこと。筋肉にまで毒があり、羽一枚で人間一人を殺すことができると言われていますが、この鳥自体が毒を作っているというわけではなく、摂取した餌から毒を蓄えているようです。

ピトフーイ、ズグロモリモズと聞くと、まず「鴆毒」が浮かびます。毒鳥「鴆」のモデルはピトフーイ達なのでは無いかとも言われていますが、古文書に記された姿とはあまり似ていないんですよね。もう絶滅してしまった鳥なのではないかとも言われています。

きっと色々な鳥がモデルになっているんだろうな。

因みに亜砒酸、辰砂も展示されていたのでわりと鴆毒のことばかり考えていました。

 

毒もみの展示。

僕はなぜか毒もみが好きなので、これを見たとき思わず「あっ!」と声を上げました(笑)

エゴノキが近所に生えてるのですが、見るたび毒もみのことを考えています。なんにでも言えることだけど、これ最初にやった人、凄いよね。

 

矢毒の展示も充実してました。

マッポもあったよ。

 

殺しの天使と呼ばれるドクツルタケのレプリカ。

全然関係ないのですがこの「殺しの天使」という異名(?)を僕が知ったのは、ヨーゼフ・メンゲレのあだ名である「死の天使」でグーグル検索をかけたのがきっかけです。

ヨーゼフ・メンゲレの記事を読みたかったのですが、そのままドクツルタケの記事を読んでいました。なので無関係なのに、ドクツルタケを見ているときにヨーゼフ・メンゲレのことを思い出していました。

 

虫類は軒並みうまく撮影できなかったのですが、僕の好きなイラガ、カバキコマチグモ、セアカゴケグモ等を見ることができ、嬉しかったです。

 

ネットとか本とかで調べるだけだと想像で補う部分も多いのですが、こうしていろんなものを実際に見ることができてよかったです。色々な角度から見れたりサイズ感とか、そういうのが分かるのが楽しい。14:30から入場したのですが、見終わったのは16:30を過ぎており閉館ギリギリでした。

 

一緒に行った友人とは久しぶりに会えたので、展示も楽しかったのですが友人と会えたこと自体も楽しかった。最初から僕がその友人のことが好きで、それを度々伝えたことにより仲良くしてもらっている節があるんですけど、知り合ってからかれこれ15年ほど経過しています。僕は中学の頃の人とはもう全然関わりがないので、ここまで長く付き合いがある人は高校の頃の同級生たちを除くと、そんなにいないです。そんなにというか、居ないですね。前にも書きましたが僕は高校の頃の同級生たちのことは好きで、今も仲良くしてもらっていますが、小中学校の頃の人たちはもう全然関わりがないので。

 

とにかくこの友人は特に色々な話ができる貴重な友人なので、ありがたいです。

僕は6年前くらいから怖い話を常に募集しているので、会う人会う人に怖い話を要求するのですが、今回はおたがいに心霊的な怖い話は「無し」でした(笑)

久しぶりに外食したよ。

 

 

額を一回り小さくしました。

やはりこの方が収まりが良い。

マット自体も変えなくてはならないかなと思いましたが、これならしっくりくるかもしれません。もう少し部屋に置いて、見え方を確認しようと思います。

 

こっちは元の額。

広がりがあるタイプの構図ではないので、余白は少ないほうがいいのだろう。

 

後ろに見え隠れしている絵なんですけど、これ結構前から途中でほったらかしてて進める気もほぼない絵なんです。

こういうふんわりした鉛筆画もまたやりたいな、とは思ってる。途中なんですが、割と好きな絵ではあります。